ミラノで食べるオッソブーコとミラノ風リゾット

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イタリア旅日記①ミラノ初日

念願のオッソ・ブーコとミラノ風リゾット!

久しぶりのイタリア。
前回来たのは2018年の12月なので7年ぶりです。

今回はミラノ・マルペンサ空港ではなくリナーテ空港に到着しました。リナーテ空港はマルペンサ空港より小ぢんまりとしていますが、ミラノ中心部に地下鉄1本で出られるアクセスの良い空港です。リナーテ空港駅から宿泊するアパート最寄りのサン・バビラ駅までたった12分。地下鉄駅には発券機もありますが、改札でクレジットカードをタッチするだけでゲートを通過できます。

アパートのこと

ミラノで滞在したアパートは抜群の立地でした!
Credit:Yuki Kamiya

今回宿泊したアパートは、ショップの建ち並ぶヴィットリオ・エマヌエーレ2世大通りからすぐの場所にありました。Booking.comから予約したAllegroitalia San Pietro All’Orto 6というアパートです。前もってWhatsAppでやり取りしていたアパートの担当者とアパートの前で落ち合い、部屋まで案内してもらいました。アパートに泊る場合のこの流れはたいていの国でほぼ同じです。

部屋に入るとリビングルームにダイニングテーブルとソファーが置かれ、キッチンには冷蔵庫やコーヒーメーカーがついています。ベッドルームにはダブルベッドが1台。バスタブはなくシャワーのみで、バスルームのシンクの下にはミニ洗濯機もついていました。

インテリアはあまりファンシーではないけれど、ホテルより断然広いし、ドゥオモにも徒歩5~6分という抜群の立地です。それに、窓の外がサン・カルロ・アル・コルソ教会というのも風情があってよかったです。この教会の場所には13世紀頃修道院があったのですが、19世紀に取り壊されて現在の教会が建てられました。

宿泊3日目に清掃チームが掃除とリネン交換をしてくれました。唯一困ったのは、大雨の後にWi-Fiがしばらく使えなくなったことです。アメリカの自宅でも大雨の後にWi-Fiが不安定になることはたまにあるので珍しくはないのですが、復旧までに数時間かかりました。

ミラノで食べる本物のオッソ・ブーコ

まずはプロセッコと赤ワイン
Credit: Yuki Kamiya

アパートで少し休んで夜9時頃目覚めた夫と私は、早速食事に出かけることにしました。携帯電話のマップを開いて近場で一番良さそうな店を探します。そうして選んだのがRistorante San Carlo(リストランテ・サン・カルロ)。アパートから88m、徒歩1分という超がつく近さです。

私たちはささっと服を着て、クリスマスツリーが静かに輝くアパートのロビーを出ました。そして数分後にはリストランテのテーブルでワインのグラスを傾けていた、というわけです。

リストランテ・サン・カルロは、部屋から見えていたサン・カルロ・アル・コルソ教会前の広場にありました。広場に面したテラス席、各テーブルには造花とライトというしつらえは、ヨーロッパによくあるいかにも観光客向けの店。普段なら近寄らないタイプのレストランです。とはいえ今夜は長旅で身体も頭も疲れているので、近さ最優先でサクッとここに決めました。

フォカッチャと揚げパン(?)
Credit: Yuki Kamiya

あまり期待せずにテーブルに座った私たちでしたが、割とすぐに「あれ?なんかいいかも?」と感じ始めました。店員さんたちの応対が丁寧だし、「寒くないですか?」と毛布を持ってきてくれたりと、とても親切なのです。

私はプロセッコ、夫は赤ワインを飲みながらメニューに目を通します。その間にフォカッチャと2種類のパンが入ったブレッドバスケット、そしてパフっと膨らんだ揚げパン?にオリーブオイルを垂らしたものが登場しました。エミリア・ロマーニャ地方のニョッコ・フリットっぽいけれど、生地がもっとパリッとしていて軽い食感です。

魚介のリゾット
Credit: Yuki Kamiya

夫が頼んだのは魚介のリゾット(26ユーロ/約4,758円)です。トマトと魚介の旨みをたっぷり吸ったリゾットで、エビ、イカ、アサリ、ムール貝と具がたっぷり。見た目もそそります。味見したらものすごく美味しくて、夫も気に入っていました。

私はミラノで最初に食べるご飯はこれ!と決めていたオッソ・ブーコを頼みました。

オッソ・ブーコとミラノ風リゾット
Credit: Yuki Kamiya

オッソ・ブーコは仔牛のすね肉を野菜や白ワインと一緒にじっくり煮込んだミラノの郷土料理で、皆さんがミラノに行かれたらぜひ一度は食べてほしいおすすめ料理のひとつです。

昔読んだイタリア料理の本の中で、ミラノ出身のイタリア人シェフが「骨髄のついていないオッソ・ブーコは本物のミラノのオッソ・ブーコではない」と語っていたんですけど、このオッソ・ブーコには骨の真ん中にちゃんと骨髄が入っています。この骨髄をスプーンですくっていただくのがトロトロでたまらないんです。

オッソ・ブーコはサフランの入った黄色いリゾット・アッラ・ミラネーゼと組み合わせるのが定番です。野菜とバターの甘味たっぷりのリゾット・アッラ・ミラネーゼはほっとする味。柔らかい肉がフォークだけでホロホロとはずれるほどに煮込まれたオッソ・ブーコとの相性抜群です。

この店のリゾットにはカルナローリ米が使われていました。カルナローリ米はイタリア北部で栽培されているリゾット用のお米の品種で、日本米の粒より大き目です。「リゾット米の王様」なんて呼ばれることもあるそうで、ちょうどよくアルデンテで味がしっかりしみて美味しかったです。私は自宅でリゾットを作るときはアルボリオ米を使っているんですけど、カルナローリ米の方が粒が大きくてこれぞ本物のリゾットってかんじですね。今度はカルナローリ米を使ってみたいと思いました。

自作のオッソブーコ
Credit: Yuki Kamiya

この店のオッソ・ブーコはとても美味しくて、またイタリアに来てこの料理を食べられる嬉しさに酔いしれながら多めの量を完食しました。実は7年前に食べたミラノのオッソ・ブーコの味を再現しようと自宅でもオッソ・ブーコを作っていたんですけど、自作のオッソ・ブーコの味はこの店のオッソ・ブーコとかなり近かったので、答え合わせができたのもよかったです。

リストランテ・サン・カルロは、観光客向けの店だろうとあまり期待していなかった私たちの期待値を遥かに超えた美味しい店でした。お値段はオッソブーコにリゾット・アッラ・ミラネーゼがついて34ユーロ(約6,222円)で、高めかなと思ったのですが、後日行った店2軒は32ユーロと36ユーロ、ドゥオモ周辺の他の店もだいたい35ユーロ前後が相場っぽかったです。

あと、夫が頼んだ魚介のリゾットをはじめとする単品のリゾットは、最低2人分頼まないといけない店が多いんですけど、この店は1人分からオーダーできたのでその点もありがたかったです。

通りの向こうに大聖堂が輝く
Credit: Yuki Kamiya

美味しい料理とワインでいい気分になった後は、夜のミラノをちょっと散歩してみました。通りにはクリスマスのデコレーションに加えて、年明けに開催されるオリンピックのイルミネーションが輝いています。その先にドゥオモの屋根が白く光り、私たちは導かれるようにドゥオモ広場へ向かいました。

7年ぶりのドゥオモは相変わらず厳かで美しかったです。

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