ミラノで本場のミラノ風カツレツ!地元民も通う絶品2店
イタリア旅日記③ミラノ2~3日目

Credit: Yuki Kamiya
イタリア・ミラノを訪れたら絶対にはずせないご当地グルメといえば「ミラノ風カツレツ」!
日本でもおなじみのメニューですが、本場の味は一味も二味も違います。しかし、いざ現地に行くと「どこのお店に入れば本当に美味しい本物のカツレツが食べられるの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、実際にミラノを旅して見つけた、地元民からも愛される絶品のミラノ風カツレツが食べられる店を2店舗ご紹介します!
「ミラノ風カツレツって日本のトンカツと何が違うの?」という疑問への答えから、実際に訪れた店のリアルな雰囲気、実食レポートまでたっぷりお届けします。ぜひこの記事を参考に、あなたもミラノで本場のミラノ風カツレツを楽しんでくださいね!
本場の「ミラノ風カツレツ(コトレッタ)」とは?日本のトンカツと何が違うの?
ミラノ風カツレツは、骨付きの仔牛肉にパン粉をつけてバターで揚げ焼きにした料理で、レモンを添えて提供されるのが一般的です。バターが香るサクサクの衣をまとった仔牛肉のカツレツは柔らかくジューシーな美味しさです。
|
ミラノ風カツレツ |
日本のトンカツ |
|
|---|---|---|
|
材料 |
骨付きの仔牛肉 |
豚肉 |
|
衣 |
キメの細かいイタリアのパン粉 |
キメの粗い日本のパン粉 |
|
調理法 |
バターで揚げ焼き |
たっぷりの油で揚げる |
|
一般的な食べ方 |
レモンと粗塩 |
とんかつソース |
上記以外の顕著な違いは大きさ!ミラノ風カツレツはとても大きく、私が食べたものは手のひら2つ分はありました。それでも美味しくてペロリと食べてしまったんですけどね^^
地元民もお気に入り!本場ミラノ風カツレツの絶品店2選
①Trattoria Burla Giò Duomo イタリア人の家族も集うアットホームな店

ドゥオモ周辺でミラノ風カツレツの美味しい店を調べてたどり着いたのが、 Burla Giò Duomo(ブルラ・ジオ・ドゥオモ)というトラットリア。ミラノ市内に以前からあるブルラ・ジオの支店です。
12月のイタリアのレストランはクリスマスの集まりでとても混んでいるので、美味しい店は予約なしだと厳しいのですが、もしダメでもドゥオモ周りにはいくらでも店はあるのでダメ元で来てみました。
ほぼ満席でごった返していて、断られてもおかしくない状況でしたが、店員さんたちがとても親切で、私たちのテーブルを一生懸命アレンジしてくれたので、時間制限はあったけれど席について食事することができました。
実はイタリアでミラノ風カツレツをいただくのはこの夜が初めてでした。ワクワクしながら待っていた私の目の前に置かれたのは、骨付きの仔牛肉を細かな粒子のイタリアのパン粉の衣をつけて揚げ焼きにした本物のミラノ風カツレツ!とても大きくて、手のひら2つ分はありそうです。
仔牛肉のカツレツということでウィナーシュニッツェルっぽいんですけど、ウイナーシュッツェルは仔牛肉を叩いてありますが、この店のカツレツは肉に厚みがあるのでおそらく叩いていないのではと思います。それなのにとても柔らかくてしっとりとしたお肉です。
味付けは塩とレモンだけ。これにバターのコクと甘さが加わって、シンプルなのにクセになるおいしさです。
付け合わせはエスカロール(チコリやエンダイブと同属の葉野菜)とケイパー、オリーブ、松の実をクタっと炒め煮したもので、みかんの甘酸っぱさがアクセントになっています。
この野菜料理が見た目を遥かにしのぐ美味しさでびっくり!カツレツとの味の相性もいいし、カツレツの衣のサクッとドライな食感と野菜のウェットな食感のコントラストも良くて感心しました。
夫が頼んだオッソブーコも美味しかったです。この店のオッソブーコは、肉のコクを強調したデミグラスっぽいなめらかなソースで、昨夜私が別の店で食べたものとは一味違う美味しさを楽しめました。
このトラットリアは小さな店だしテーブルの間隔も狭いですが、気軽に行けて美味しいミラノ料理が食べられる店だと思います。
2025年12月訪問時の値段
ミラノ風カツレツ(Cotoletta alla Milanese) €26(約4,758円)
ミラノ風リゾットとオッソブーコ(Risotto alla Milanese con Ossobuco)€32(約5,856円)
店舗情報
Trattoria Burla Giò Duomo
住所:Via Cerva, 6, 20122 Milano MI, Italy
ミラノ大聖堂(ドゥオモ)から徒歩約10分です
https://burlagiomilano.it/
※ご訪問前に最新の情報をお確かめください。
【現地コラム】レストランで遭遇!イタリアの卒業祝いの歌「ドトーレ」とは?

このトラットリアでワインのグラスを傾けていると、私たちの後ろのテーブルに花火を挿したケーキが登場し、突然大合唱が沸き起こりました!主役はどうやら若い女性。彼女に対して三世代の家族が楽しそうに歌っています。誕生日の歌ではなさそう…何だろう?
気になったのでアパートに戻ってから調べてみると、実はこれ、イタリアの大学の卒業祝いで歌われる定番ソング「Dottore, Dottore(ドトーレ、ドトーレ)」でした。イタリア語で「Dottore」は医者のことだけでなく「大学を卒業して学位を取った人」への敬称でもあります。そのため、卒業するとみんなから「ドトーレ!」とお祝いされるのです。
おじいちゃんやおばあちゃんまで一緒になって大合唱する様子はイタリアらしくて本当に最高でした!こんなシーンに遭遇するのは旅の醍醐味!旅行がいっそう楽しくなりますね。
🎥 YouTube動画でこのトラットリアでのリアルな大合唱の熱気とハッピーな空気感をそのままお届けしています!現地ならではの雰囲気をぜひ動画で体感してみてください。この店のシーンは動画の【17:00】頃からご覧いただけます。
👉 【https://youtu.be/pv5NzXaQ8yk】【イタリア旅】神アクセスのアパートに泊まるゆったりミラノ4日間
② Osteria Brunello ガンベロ・ロッソが認めたカツレツを味わえる洗練された店

次にご紹介するのは、先ほどの賑やかなトラットリアとはガラリと雰囲気が変わる洗練された名店Osteria Brunello(オステリア・ブルネッロ)です。
地元の人のおすすめに頻繁に名前が挙がっていた店なので気になっていたのですが、実はこの店のミラノ風カツレツは、イタリアで最も権威があるグルメ誌ガンベロ・ロッソ(Gambero Rosso)で賞を獲得した実力派なんです!
💡 ガンベロ・ロッソ(Gambero Rosso)とは?
ガンベロ・ロッソはイタリアにおけるミシュランガイドのような存在で、現地で絶大な信頼を誇るグルメ格付け本です。ここで受賞しているということは、現地の一流の食通たちが認めた「本当に美味しいカツレツ」の証と言えますね!
さて、ガンベロ・ロッソが認めるミラノ風カツレツ、前の晩に行ったトラットリアのカツレツとの違いはプレゼンテーションと付け合わせでした。
こちらの仔牛肉は綺麗にトリムされすっきりした見た目です。付け合わせはフレッシュなグリーンサラダ。そしてタルタルソースが添えられているので味の変化を楽しめます。カツレツ自体の味の違いはそれほど顕著ではなく、どちらもとても美味しいです!
スパゲッティも絶品!

Credit: Yuki Kamiya
この店では夫がミラノ風カツレツ、私はエビのタルタルのスパゲッティを頼んでシェアしました。このスパゲッティが絶品で!
大きな器で運ばれてきたスパゲッティは、ローストしたトマトを使ったクリームで和えてあります。トッピングはライムでマリネした赤エビのタルタルです。皿の底にはプリモサーレチーズのソース、仕上げはケイパーのパウダーです。
プリモサーレは熟成初期の塩漬け段階(熟成14~30日)で出荷されるチーズです。主にシチリア島やサルデーニャ島で作られています。
ネトネトで甘いエビの旨みと、ローストされてパワー炸裂!のトマトの旨み、ちょうどいい塩梅のプリモサーレチーズの旨み…。それぞれの旨みが大きな皿の中で掛け合わさって相乗効果を発揮するとても美味しいスパゲティでした。
もう一度食べたいし、他の料理も食べたくなる一品です。こんな料理に出会うと嬉しいんですよね!
オステリア・ブルネッロはとても素敵なお店でした。外壁に落書きされているのが気の毒でしたけど、料理は美味しいし、店内の雰囲気がとてもいいです。地元の人に人気なので予約して行くことをお勧めします。theForkというアプリから簡単に予約できました。
theForkはイタリア以外のヨーロッパの他の国でも使えるので、旅先で食べ歩きを楽しむ方に便利なアプリです。
2025年12月訪問時の値段
ミラノ風カツレツ(La Cotoletta di Vitello alla Milanese)€30(約5,490円)
赤エビのタルタルのせスパゲッティ(Spaghetti with Lime Marinated Red Prawn Tartare) €18(約3,294円)
🎥 この店のシーンは動画の【21:18】頃からご覧いただけます。洗練された雰囲気と前菜、デザート、食後酒までご紹介しています。
👉 【https://youtu.be/pv5NzXaQ8yk】【イタリア旅】神アクセスのアパートに泊まるゆったりミラノ4日間
店舗情報
Osteria Brunello
住所:Corso Garibaldi, 117, 20121 Milano MI, Italy
最寄り駅は地下鉄Moscova駅です
https://www.osteriabrunello.it/la-cucina
※ご訪問前に最新の情報をお確かめください。
本場でミラノ風カツレツを注文・楽しむためのプチ裏技
現地での呼び名は「コトレッタ・アッラ・ミラネーゼ」
ミラノ風カツレツはイタリア語では「Cotoletta alla Milanese(コトレッタ・アッラ・ミラネーゼ)」と呼びます。
- 裏技ポイント:
メニューに「Cotoletta alla Milanese(コトレッタ・アッラ・ミラネーゼ)」と書かれているものが、骨付きの仔牛肉をバターで揚げ焼きにした伝統的なミラノ風カツレツです。単に「Cotoletta(コトレッタ)」と書いてあるだけの場合は、骨なしの豚肉や鶏肉が使われていることもあるので、注文前に確認してみましょう。
2人でシェアするなら「カツレツ1皿+もう1品」
本場のミラノ風カツレツは、日本のトンカツをはるかにしのぐ大きさです。お皿からはみ出るサイズも珍しくありません。普段から小食な人には1皿を食べ切るのは難しいかもしれません。
- 裏技ポイント:
2人で行くなら、カツレツは1皿だけ注文してシェアするのもスマートな方法です。
もう1品はパスタやリゾットなどをシェアするのもいいですし、サラダ(Insalata)やカポナータ(Caponata)などの酸味のあるサイドメニューを選ぶと、バターのコクが中和されて最後まで美味しくいただけます。
「レモン」と「粗塩」で味に変化を
本場のカツレツは澄ましバターでカリッと揚げ焼きにされています。最初はバターの芳醇な風味に感動しますが、普段和食派の方は途中から少し重く感じてしまうかもしれません。
- 裏技ポイント:
まずはそのままふりかけられている塩だけで食べてバターの風味を味わい、満喫したら次は添えられているレモンをぎゅっと絞ってみましょう。一気にさっぱりとした味わいに変わり、肉の旨味が引き立ちます。ソースが添えられている場合はその後試し、味の変化を楽しんで。
まとめ
どちらの店のミラノ風カツレツもとても美味しかったのでおすすめです。賑やかでカジュアルな雰囲気の店がお好みなら、1つ目にご紹介したトラットリア。洗練された雰囲気の店で落ち着いて楽しむなら2つ目のオステリアがぴったりかもしれません。この2店舗の様子は動画でもご覧いただけるので比較してみてください。
動画ではカツレツ以外のおすすめミラノ料理「オッソブーコ」もご紹介していますので、映像で見るとさらにミラノに行きたくなってしまうかも^^ チャンネル登録をして旅のお供にしてくださいね。