はじめに食ありきのイタリア旅行計画

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Oops, I Dropped the Lemon Tart という名のタルト
Credit Yuki Kamiya

妄想列車が暴走するイタリア

はじまりは2025年の10月か11月でした。
お買い得な航空券を見つけるのが抜群に上手いうちの夫が言うのです。

「ユキさん、12月、イタリア安いよ!」
「ホント?いいね~♪ イタリアのどこ?」
「ローマ。あ、ミラノも安いね。同じくらい」
「お!ポルトガルもスペインも安いよ」

そんな…全部行きたいではないかw

とはいえ、ポルトガルは前年、スペインはその前の年に行ったので、ふたりとも今回はイタリアかな、とうすうす感じていました。

ローマかミラノか?
私の頭の中で妄想列車が暴走し始めました。

ローマなら…

私はローマ以南のイタリアへ行ったことがないので、ナポリやポンペイ、シチリアなどが頭をよぎります。ナポリとシチリアの食べ物には特に興味があるし、シチリアは夫がだいぶ前から行きたいと言っている場所です。それに、以前12月に北イタリアに行ったときはとても寒かったけれど、南なら暖かそう。

ミラノなら…

ミラノでまたオッソ・ブーコを食べたいな~。
それに、レンタカーでエミリア・ロマーニャ地方にも行きたいし…。7年前に行ったモデナとパルマのトラットリア、まだあるのかな?

携帯電話のマップで確認すると、両店とも健在!写真を見る限り7年前とまったく変わりないようです。わぁ、行きたい!

大好きなヴェローナでまたクリスマスを過ごすのもいいし、ヴェネツィアにもしばらく行ってない。あ~シエナにもまた行きたい。アレッツォのあの店にも…。

妄想列車はいつの間にか過去の旅のメモリーレールを爆走していました。それぞれの土地で食べた料理の味や食感、ホスピタリティあふれる店主のイタリアン・アクセント…。

航空券はすぐに売り切れてしまう心配はなさそうだったので、私たちはしばらく自分たちの頭の中で旅の可能性を寝かせました。すぐに決めなくてよいことは、時間がたつにつれ最善の選択が自然とはっきり見えてくるものなので、焦って決断する必要はないのです。

はじめに食ありき

マッシモ・ボットゥーラ氏の一皿
Credit: Yuki Kamiya

今回ミラノに飛ぶことになった決め手は、シェフ・マッシモ・ボットゥーラ氏の名店オステリア・フランチェスカーナでした。

予約困難な店として世界的に有名なオステリア・フランチェスカーナは、エミリア・ロマーニャ地方の美食の古都モデナにあります。

モデナといえば、フェラーリが生まれた街。
私も夫も車が好きなので、モデナのフェラーリミュージアムもマラネッロの工場も見学済みです。

そんな土地にあるオステリア・フランチェスカーナ。この予約が取れないはずの店が、

なぜか、
あろうことか、
信じられないことに、

私たちがイタリアに行ける期間に1日だけ2名分の空きがあるのです。

一体全体どんな奇跡⁈

夫は航空券を押さえる前にオステリア・フランチェスカーナを予約しました。そして、その勢いでマッシモ氏のもう1軒の店カーサ・マリア・ルイジアにも席を確保。カーサ・マリア・ルイジアは宿泊施設ですが、レストランだけでも予約可能です。

後日「両方行くなんてやり過ぎかな?」とやっちまった感を漂わせていた夫でしたが、2軒とも行くという選択は、もしかすると2025年に彼が下した最善にして最良の決断だったかもしれません。

というわけで、イタリアの旅は12月17日のオステリア・フランチェスカーナと18日のカーサ・マリア・ルイジアの予約を中心に組み立てることになりました。

はじめに食ありきで旅を組み立てるお仲間の方、いますか?

ミラノ ➡ モデナ ➡ コルティナ・ダンペッツォ

パルマ
Credit: Yuki Kamiya

マッシモ氏の店のあるモデナまではミラノから車で約2時間、ローマからなら4時間超えです。ということは、ミラノから入ってモデナへ行くのが正解でしょう。

加えて、私たちはヨーロッパ到着後最初の数日は毎回時差ボケが酷いのですが、マッシモ氏のコース料理は万全の体調で楽しみたいので、まずはミラノで数日ゆっくりしてからモデナへ向かうことにしました。ミラノでは街中のアパートに泊ってレンタカーなしで動き、モデナに行く日にレンタカーを借りる作戦です。

「ということは、あのパルマのトラットリアにも寄れるかな?」
「うん、寄れるよ」

やったー!

パルマには7年前に立ち寄って美味しさに感動したトラットリアがあります。そこで食べた薄~いプロシュートと旨みジャリジャリのパルメジャーノ・レッジャーノのことを考えただけで、口の中に唾液があふれ洪水状態ww

モデナの他には、年明けにオリンピックが開かれるコルティナ・ダンペッツォとシチリアにも足を延ばすことにしました。

シチリア一周すべきか否か?

パレルモはアートなグラフィティが多かった
Credit: Yuki Kamiya

シチリアに滞在できるのは7泊です。
パレルモのある西もカターニアやシラクサのある東も見てみたい、なんならシチリア島一周できるかもと考え、だいぶ気合を入れて計画を練りました。

しかし、1か所に最低2泊はしたい私たちのようなタイプには7泊でシチリアを網羅するのは難しく、シチリア一周はあきらめました。

とりあえずパレルモの最初の数泊だけアパートを押さえて、残りは現地で決めることにしましたが、いざパレルモに入ってみるととても気に入り、結局7泊すべてパレルモに滞在しました。

イタリア旅行日程まとめ

初めてITAに乗りました
Credit: Yuki Kamiya

最終的には次のような日程の旅になりました。

2025年12月14日 
米国からUnited航空でイタリアへ
ミラノ・リナーテ空港着
(12月14~16日 ミラノ泊)

12月17日
ミラノからレンタカーでモデナへ
途中パルマでランチ休憩
モデナに到着後オステリア・フランチェスカーナ

12月18日
カーサ・マリア・ルイジア
(12月17~18日 モデナ泊)

12月19日
モデナからレンタカーでコルティナ・ダンペッツォへ
(12月19~21日 コルティナ・ダンペッツォ泊)

12月22日
コルティナ・ダンペッツォからレンタカーでミラノへ
リナーテ空港でレンタカー返却
ITAでシチリアへ
パレルモ空港に到着後レンタカーでパレルモ市内へ

12月23日 テアトロ・マッシモ「ラ・ボへーム」
12月25日 レンタカーでチェファル日帰り
12月27日 レンタカーでトラパニ日帰り
(12月22~28日 パレルモ泊)

12月29日
モンレアーレ経由でパレルモ空港へ
レンタカー返却
ITAでミラノ・リナーテ空港へ

12月30日
電車でコモ湖日帰り
(12月29日~30日 ミラノ泊)

12月31日
リナーテ空港からドロミティ航空でフランクフルト空港に到着後、United航空で米国へ帰国

ではでは、次回はミラノ旅日記です。
お楽しみに!

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