ターダッキン(Turducken)って聞いたことありますか?

Turkey + Duck + Chicken = Turducken

ターキー(七面鳥)の中にダックとチキンが入ってるんです。

以前アメリカの食べ物専門テレビチャンネル フード・ネットワークで見て以来、一度食べてみた~い?と思っていました。

この記事は、わたしがターダッキンを食べてみたときのレポートです。

そして、ホリデーディナーのサイドにぴったりな、りんごとベーコンのグリーンビーンズソテーのレシピもあわせてご紹介します。

食べものへの興味のつきないフーディーのみなさんや、今年のサンクスギビングはターキーじゃなくて何か違うものにしようかな~と思っている在米の方の参考になれば幸いです。

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感謝祭の七面鳥

ターキー
七面鳥

アメリカはもうすぐ感謝祭(Thanksgiving Day)ですね。

感謝祭って北米以外では馴染みがありませんが、アメリカでは11月の第4木曜日、カナダでは10月の第2月曜日が感謝祭の祝日です。

一般的にアメリカの感謝祭のご馳走は七面鳥で、大きなテーブルの中心にどーんと七面鳥の丸焼きが置かれます。

七面鳥って大きいんですよ、これが。

これまでに二度野生の七面鳥の群れに遭遇しましたが、みなさん巨大で… 森の中を集団でワサワサと移動する姿はどこか恐竜が生きていた時代を連想させます。

わたしは限りなく鳩が嫌いなのと、子どものころ白鳥に噛まれたトラウマから、大きめの鳥類は基本苦手なので、七面鳥の集団が自分に向かってきたりしたら最高にホラーだったでしょうね…。

ま、そんなことはともかく。

感謝祭の七面鳥のローストは、一羽で結構な人数のおなかを満たせて便利ですが、ディナーに集まる人数が少ないときは、調理に時間がかかるし、重くて扱いにくいし、別に七面鳥じゃなくてもいいかなっていうのが本音ではないでしょうか。

そんなときには、雰囲気重視なら、サイズが小さいだけで形状はほぼ同じな鶏の丸焼きにしとくとか、コーニッシュヘン(鶏よりさらに小さい)をひとり一羽ローストするとか、いっそのことダックにするとかも一案です。

さらに、もうひとつおすすめのオプションが、今日ご紹介するターダッキンなのです。

ターダッキン

ターダッキンは冒頭でお話ししたように、ターキーの中にダックとチキンを詰めたものです。

ターキー丸ごと一羽にダックとチキンを詰めたものと、皮つき骨なしのターキーの肉を平に伸ばして、ダックとチキンの肉を巻き巻きしたもののふたつのバージョンがあります。

わたしが試したのは、後者の巻き巻きバージョンの冷凍もの。

Sprout というスーパーで冷凍のターキーがゴロゴロしているその横に、箱入りのターダッキンを発見して買ってみました。

お値段は20ドル台だったと思います。

箱に書いてある指示どおりにオーブンでローストして、できあがりはこんなかんじ。

ターダッキン
ターダッキン、リンゴとグリーンビーンズ添え
Credit: Yuki Kai

中の濃い色のお肉はダックです。

チキンのほかにアンドゥイユ(Andouille)の詰め物も入っているのが、南部料理らしいですね。

アンドゥイユは豚を使ったソーセージで、元々フランスの食べ物だったのを、フランス領ルイジアナに移ってきたフランス人が持ち込んだもの。

クレオール料理に頻繁に登場する食材です。

さて、ターダッキンを食べた感想ですが、

面白い♪

全部鳥とはいえ、3種類のお肉が一皿にまとまっていて、なんていうか、欲張りさんには都合がいい料理です^^

ただし、見た目の派手さはターキー丸ごとのローストには大差で負けます。

でも、一度も食べたことがなかったら、挑戦してみるときっと楽しいと思いますよ。

リンゴとベーコンのグリーンビーンズ レシピ

お皿に一緒に盛り付けているのは、グリーンビーンズ、玉ねぎ、リンゴ、ベーコンのソテーです。

グリーンビーンズはアメリカのホリデーディナーの定番サイドディッシュですが、このレシピは地味なグリーンビーンズがベーコンとリンゴで味も見た目も華やかになりますよ。

作り方

  1. フライパンで1㎝幅くらいに切ったベーコンを炒めて脂を出し、余分の脂をペーパータオルで拭きとってから、みじん切りの玉ねぎを加えじっくり炒めます。
  2. そこにくし切りのリンゴを加えてしんなりするまで炒め、固めにゆでたグリーンビーンズを加えます。
  3. アップルビネガー、塩、ブラックペッパーで味を整えたら火を止めて、できあがりです。

このレシピ、わたしが大ファンだった everydayepicurious というサイトに載っていた、素敵なシェフ・エイミーさんのものです。

細かい分量も紹介したかったのですが、どうやらサイトが乗っ取られているみたいでアクセスできず残念。

とはいえ、このグリーンビーンズのレシピは、楽観的に適当な分量で上手くいくと思います。

味付けはベーコンの塩気がすでにあるので、味を見ながら少しづつ調味料を加えていけば大丈夫。

上記の材料のほかに、クルミを加えても合いそうですね。

リンゴとベーコンが多すぎたら別のお皿によけておいて、料理中につまみ食いで解決です。

おわりに

ターダッキン、いかがでしたか?

重ねて巻き巻きする調理法、発想が面白いですよね!

野菜を肉で巻いたり、肉をパイ皮で巻いた料理もありますが、肉を肉で巻く料理、考えた人はよっぽど鳥肉がお好きだったのでしょう!

自由な発想の料理は楽しいですね?

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