ツーソンをはじめアリゾナのレストランでの食べ歩き情報をお伝えしている Tucson Tuesday。
食べ歩き情報は、いつも食べ物のことばかり考えているわたしが、友人からおすすめを聞かれたときに教えてあげるお店を、お店の承諾なく勝手にとりあげています。
この記事では、木漏れ日のパティオでガーデン・ブランチが楽しめる Tohono Chul Garden Bistro をご紹介します。
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街中の Hidden Garden
Tohono Chul はツーソン北部、ホールフーズのある Ina Rd と Oracle Rd の交差点近くの庭園です。
庭園に一歩入ると、あなたがさっきまでいた喧騒とは切り離された空間がひっそりと存在しています。
風にそよぐ木々の緑からきらきらこぼれる光。
花から花へ、ふわふわ舞う蝶。
ときどき突然現れ、次の瞬間さっとどこかへ行ってしまうハミングバード。
一度庭園内をゆっくり歩いてみたのですが、わぁ、こんなところにこんな自然があるんだ！と嬉しくなりました。（実は、そんなに広くないはずの庭園内でちょっと迷いました^^）
庭園にはギャラリーやギフトショップ、そしてカフェもあります。
ギフトショップは、アリゾナのおみやげが見つかる穴場と友人おススメのお店です。
そしてカフェ Tohono Chul Garden Bistro 、ここが雰囲気が良くなかなか美味しいのです。
特に外で過ごしやすい季節は、パティオで食べるのがおすすめ。
もちろん容赦ない太陽の照りつける長い夏の間は、ムリせずにエアコンの効いた室内で。
上の写真はこの日のブランチのスペシャルだったステーキ、ルッコラ、にんじん、ソテーした玉ねぎのサンドイッチ。飲み物は Prickly Pear を使ったミモザです。
このミモザはちょうどいい甘さと酸味、ブランチにぴったりです。それになんといってもこの綺麗な色！幸せなルビー色ですね?
ちなみに Prickly Pear はあまり背の高くない平べったいサボテンです。日本語だとウチワサボテンというのですね（たった今知りました）。
アリゾナではあちこちで見かけるこのサボテンは、実の部分を食用にできます。
よく見かけるのはジャムで、特にPrickly Pearと唐辛子のジャムは、オーブンで焼いたブリーチーズとの組み合わせが美味しい！と友人が日本へのお土産用に買い込んでいたのを思い出します。
そうそう、ウチワサボテンの実にはトゲがたくさんあるので、道端で見かけて食べてみたくなっても素手で触らないでね。
ツーソンらしいブランチメニューのおすすめは、上の写真のDos Rancheros です。
フライ・ブレッドの上に目玉焼き、チョリソーなどのお肉（チョリソーのほかにベーコン、ハム、ソーセージ、スモークサーモン、ヴィーガン・ソーセージから選べます）、そしてたっぷりのランチェロ＆トマティーヨソース。フライドポテトもついてきます。
ところで、フライ・ブレッドをご存知ですか？
フライ・ブレッドはいわゆる揚げパンです。よく観光スポットなどでネイティブ・アメリカンの方たちが売っているのを見かけます。
わたしのフライ・ブレッドの印象は、ニューオーリンズのベニエの巨大版。以前アリゾナ北部の道路沿いで売っていたフライ・ブレッドは、粉砂糖と蜂蜜で仕上げてありました。
この料理に使われているフライ・ブレッドは甘くなく、外側がカリっとしています。このフライ・ブレッドと、溶けだした黄身とソース、それにトッピングを一緒に食べるのが美味しいんです。
Dos Rancheros は、普通は Juevos Rancheros という名前でアリゾナのレストランの朝食メニューでは頻繁に見かけます。これまで食べたものの中で Tohono Chul Garden Bistro のものが一番好きなので、今回おすすめしてみました。
そのほかのブランチメニューは、Tohono Chul Garden Bistroのウェブページでチェックできますよ。
Tohono Chul Garden Bistro 場所とレビュー
7366 Paseo del Norte
Tucson, AZ 85704
カフェとギフトショップは入場料なしで利用できるのが嬉しいですね！
おわりに
いかがでしたか？
10月になって急に温度が下がり、突然秋が来た感のあるアリゾナ。
過ごしやすい貴重な季節、どんどん外に出て楽しみたいですね。
遠くの観光地にお出かけしなくても、今日ご紹介した Tohono Chul のように、街中に案外自然があったりするかもしれません。
がんがん出かけて外遊びするのもいいし、近場で外の風を感じながらゆっくり食事するのも、砂漠気候のアリゾナではできる季節が限られる楽しみ方。どちらもいいですよね。
ぜひあなたのお好きなスタイルでこの季節を楽しんでみてください。
