セドナは世界中からひとが集まる人気の観光スポットですね。
私が住むツーソンから車で3時間、フェニックスからは1時間半。
長距離ドライブのあとでセドナに入って、レッドロックが目の前に現れてくると「あ~セドナに帰ってきた?」と嬉しくなるのです。
それに、セドナはボルテックスと呼ばれるパワースポットがあることでも有名ですね。
この記事では、セドナの4大ボルテックス
- エアポートメサ Airport Mesa
- カセドラルロック Cathedral Rock
- ベル ロック Bell Rock
- ボイントンキャニオン Boynton Canyon
の中から、カセドラルロックのトレイルを登ったときのことをお伝えします。
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ボルテックス あなたは信じる?信じない?
セドナでは上の写真のような幹がねじ曲がった木を見かけることがあります。
このようなねじれは、一説にはボルテックス(voltex)が原因とされているのですが、
あなたはボルテックスって本当にあると思いますか?
ボルテックスのエネルギーを体感した人たちのはなしを複数の方から聞いていますが、感じ方はエネルギーの種類やその人の体調などで様々のようです。
たとえば、
- 肌がビリビリする
- 突然涙が出て止まらなくなる
- まったく疲れない
など。
また、そんなの一度も感じたことないし!という人もたくさんいて、
- パワースポットなのでゴルフのスコアが凄いことになるのではと期待していたが、まったく何の効果も見られなかった
- エネルギーを吸収してモテるイケメンになれるよう4大ボルテックスを全部制覇したが、相変わらずカノジョもできず寂しい日々を送っている
というケースもあります。
わたしは、一日平均2時間ほどの睡眠の夜が続き疲れていた週末に、セドナでハイキングに行って、何時間も清々しい気分で歩けてまったく疲れなかったり、
夜ベッドに横になっていると、一晩中次から次にアイデアがとめどなく溢れ出して、気づいたら朝になっていた、といった経験をしています。
毎回セドナに行く度にそんなことがあるわけではないのですが、いつもとても気持ちよく過ごせていますね~。
それって、景色が良くて空気が綺麗というのもあるし、わたしがセドナを好きなせいでもあるけれど、セドナ自体の持つエネルギーの恩恵かな~なんて思っています。
と同時に、そんなエネルギーを測定したデータはないのかな~、 数字にしてグラフで見たい…なんて色気のないことも考えてしまいます^^
カセドラルロック・トレイル
短時間で充実感満載のトレイル
カセドラルロック・トレイルは、高度約4040 ft(1353 m)のトレイルヘッドからトレイルの終点4770 ft(1454 m)地点まで、730 ft(223 m)登ります。
片道0.7マイル=1.1㎞ と短めのトレイルですが、傾斜が急な岩肌を両手両足を使って進む箇所もあるので、意外とキツいトレイルです。
ですので、このトレイルはお洒落用の靴では厳しいです。
山を歩ける靴で行くのがおすすめ。
岩をつかみながら登る箇所もあるので、手袋もあったほうがいいですよ。
トレイルは、金網の四角いかごに岩が入っているケルン(cairn)と呼ばれる石塚と白いペイントが道標になっています。
途中、テンプルトン・トレイルを横切った地点から傾斜がより険しくなります。
この上昇がキツイかどうかは個人差があるところですが、どんなトレイルでも自分のそのときの体調を素直に感じて、ムリそうと思ったら引き返してくださいね。
登っていくと、頂上の岩山が少しづつ近づいてきます。
途中からの眺めも良いので、休憩しながら自分のペースで登ってみてください。
トレイルの終点では素晴らしい眺めが待っていますよ!
午後遅い時間だったので、西日が強く、写真は逆光で空の色がさっぱり出ていませんが、岩が太陽の光を反射して冗談抜きに光っていました!
写真より実物のほうが数百倍素晴らしかったです。
赤い岩と青い空のコントラストはまさにアリゾナ!
美しく壮大で大好きです。
カセドラルロック・トレイルの終点のような山と山の稜線上にある窪みは、サドル Saddle と呼ばれます。
以前ご紹介したピカチョーピークにもサドルがあって、そこから東西両方の景色を眺めて楽しめたのを思い出しました。
ピカチョーピーク Picacho Peak のトレイルが意外と面白い
サドルから西の方向を見て右側に進むと、上の写真の岩の断面の角(影になっているところ)まで行けますよ。
わたしはサドルで写真を撮るのに夢中でちょっとバランスを崩し、サボテンの茂みに接触(あぁ、またこのパターン涙)。
長さ5ミリくらいの、極細だけど主張の激しいトゲが脚に何十本も刺さって大変でした。
みなさんはそんなことにならないよう、サボテンにはお気をつけください。
もし万が一サボテンのトゲが刺さったときは、毛抜きがあると便利なので、ハイキング用具に忍ばせておくといいかもしれません。
ロッククライミング
カセドラルロックは、ロッククライミングのポイントでもあるようですね。
その日は、勇気のあるお二人が岩に臨んでおられました。
カセドラルロックの場所と気をつけること
この記事でご紹介したカセドラルロック・トレイルのトレイルヘッドは Back O Beyond Road 沿いにあります。
UberやLyftを利用するときは、 Cathedral Rock Trailhead on Back O Beyond Road と指定するといいですよ。
自家用車の方は、トレイルヘッドには駐車場がありますが、あまり大きくありません。
満車のときは、さらに進むともうひとつ駐車場があります。
両方満車のときはみなさん駐車場周辺に路駐しているようです。
そのほかにも気をつけたほうがいいことをまとめてみます。
- お出かけ用の靴では厳しいトレイルです。革靴やおしゃれなサンダルで登っている人たちを見かけましたが、ズルズル滑って大変そうでしたので、グリップのきいたハイキングシューズがおすすめです。
- 手袋はあったほうがいいです。特に体の小さな女性の方は手をついて進む場面率が高いのでおすすめ。
- 高い木のない岩場なので日陰がほとんどなく、時間帯によっては直射日光が厳しいです。日焼け対策を忘れずに。
- どのトレイルに行くときも、季節にかかわらずお水とスナックは必須です。
- トレイルは東側で、夕方はカセドラルロックの影で早めに暗くなります。午後遅い時間に出発するときは、帰路が暗いかもしれないのでライトがあると心強いかも 。
- 頂上は風が強いことが多く、赤い砂が風で空気中に舞うので、ハードコンタクトレンズの方は眼鏡を使用するほうが安全です。
ハイキングシューズのおすすめ
わたしが愛用しているハイキングシューズは、Keenというハイキングが好きな人のあいだで評判の良いブランドです。
ランニングシューズと比べると靴底のグリップが断然いいので、ちょっと斜めになった岩場でもしっかり岩に食いついてくれて、体力はあるけど運動能力はたいしたことのないわたしにはありがたいです。
ほかにも、靴底が厚いので、ゴツゴツとがった岩だらけのところでもラクに歩けるのと、つま先がしっかり保護されている安心感、そして靴のアッパー部分の素材が軽いけどしっかりしているサポート感があるのが、ランニングシューズとの違いですね。
本当はケガの防止など安全面を最優先するなら、足首の上まですっぽりカバーするハイカットのものがおすすめですが、わたしのように、機能面も重視しつつできれば足をスッキリ見せたい人には、このデザインはおすすめです。
Keen のほかにも、わたしが履いたことのあるおすすめブランドは、
- アウトドアで足を守る感のあるSalomon
- 立ち仕事の人に人気の足に優しいブランドMerrell
のふたつです。
注)セドナからフェニックス方面へは渋滞しやすい
セドナ・フェニックス間のフリーウェイI17は、一旦人里を離れると抜け道のないエリアが続くので、事故などが原因で長時間渋滞に巻き込まれることがわりと多い気がします。
セドナから直接フェニックス空港へ行って飛行機に乗られる方は、時間に十分余裕を持って出発するのがおすすめです。
おわりに
カセドラルロック、いかがでしたか?
このトレイルは終点の景色が壮大で美しいだけでなく、距離的には短いのにトレイルが変化に富んでいるので達成感を味わえるのがいいですね。
また、4大ボルテックスのひとつということで、あなたがエネルギーを感じやすい体質なら、ボルテックスのエネルギーを体感できるかもしれません。
あなたがボルテックスを信じるかどうかに関係なく、トレイルの終点では素晴らしい景色が待っているので、どうぞケガをしないように気を付けて楽しんでくださいね?