フェイスブック マーケットプレイス に売ります広告を出して1週間たちました。

前回の記事

フェイスブック マーケットプレイス 断捨離日記 その1 外見でひとをジャッジする自分を反省

で、知らないひとたちを相手にするということは未知の世界を覗くことだと書きましたが、この1週間で常識の違う世界を垣間見てしまったかんじです。

今日は、忍耐強いわたしが思わず吠えてしまいそうになったケースも含め、フェイスブック マーケットプレイスで知らない人にものを売るときにありがちなケースをご紹介します。

あなたがフェイスブック マーケットプレイスでものを売るときの参考になれば幸いです。

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軽くドタキャン

ソファー クッション 暖炉
問題のソファー
Credit: Yuki Kai

木曜の夕方に広告を出すとすぐに問い合わせが来はじめ、土曜日には家具を見せるアポイントメントが数件入っていました。

一番最初は、白人の若い女の子で、IKEA の白いソファーが見たいとのこと。

土曜日1時の約束だったので、車でうちから最低30分かかるストーレッジに早めに行き、ソファーが入っている倉庫のほかのものを廊下に出して、ソファーをちゃんと見てもらえるようにセットアップしていました。

そして約束の時間5分前。

彼女からテキストメッセージが来ました。(言葉のトーンから雰囲気が伝わるように、この記事内の引用は修正なしでのせています。)

Hey boyfriend has problems with the truck, not sure if we will make it

(彼氏のトラックが調子が悪いから、行けるかどうかわからない)

これは来ないってことだろうと判断し、Understand と一言返事しておきました。

そしてすかさず、ソファーを見たいとメッセ―ジをくれていた別の人にメッセージを送ると、今すぐ来ますとのこと(彼女たちのケースは下に書きます)。

あなたがドタキャンされたら、貴重な時間をムダにされて頭にくるかもしれませんが、捨てる神あれば拾う神ありなので、いちいち気にせず次に行くのがいいですよ。

この彼女は、それから4日後の水曜日の午後にもう一度メッセージを送ってきました。

Hi I wondering if we can meet up right now to see the couch?
(ハーイ、今すぐ会ってソファー見れるかしら?)

right nowって…。

今すぐって本気で言ってるみたいですね。

行けるわけないじゃん。

これが初めて問い合わせくれた人なら、今日はムリだけどいつなら見れるかを教えるのですが、彼女はもうすでに一度ドタキャンしているので、わたしからはそんなことを言わずに、今日はムリですの返事のみ送っておきました。

買うわ絶対買う!お願いだから誰にも売らないで!と言いつつドタキャン

椅子 本 テーブル コーヒー

さて、最初のドタキャンの女の子の次にソファーを見にやってきたのは、大学生の女の子とその母親。

メッセージで電話番号を送ってくれたので、わたしの番号も教えるとすぐに電話がかかってきました。メッセージのやりとりをしていたのは娘だけど、本当は買いたいのはわたしなの、と。

娘が30分くらいかかると言ってたと思うけど、今住所を検索したらうちからとても近くてたった13分なのですぐに行けるわ~。お願いだからわたしたちを待ってて、他の人に売らないで。

とっても調子いいけど、実際に電話で喋ったのは初めてのパターンだったので、この人たちは真剣なんだわ!と安心してしまったんですね…。

まぁ13分と言ってるけど13分では来ないだろうな、と思ってたら案の定45分後くらいにやってきました。

着くなり、遅れたのは娘がペディキュアをしていて乾くのを待ってたからと言い訳からスタート。

そして、ストーレッジの玄関からソファーが入っている倉庫までの廊下を歩く間、彼女ず~っと喋りっぱなしでした。おかげで、彼女のサッカーマム的その日のできごとをすべて知ってしまったのでした…。

そして、ソファーを見るなりオーマイガー!と目を輝かせる母娘。

This white is perfect! と喜んでます。

なんでも真っ白なのかオフホワイトなのか気になっていたらしいのですが、わたしのソファーのオフホワイトがインテリアにぴったりなのだとか。

クッションをひっくり返してチェックしたり、ふたりで座ってOhhhh comfy?となごんだり。

わたしはそんなふたりに、引っ越しのときに汚れた部分を見せたり、カバーは洗濯機で洗えるとか、他の色のカバーを買って模様替えもできるとか、白いソファーはリビングルームが明るくなるとか、クッションとかスローを使って好きな色を加えるアレンジがしやすいとか、説明していると…

買うわ!

と母、断言。

あれ?値切らないで買うんだ?

このソファーは汚れをネタに値切られるのを想定していたので、とっても意外でした。

こんなに早く売れるなんて!

すると、母娘は、わたしのほかの持ち物に注目し始めました。

母の目にとまったのは、クイーンサイズの羽毛布団と枕のセット。

突然いくら?と聞かれて、今回売るものリストには入れていなし値付けリサーチしてないのでとまどいます。

そもそも売りたいかキープしたいか自分でも微妙。

売るなら…80くらいかな?(いいかげん)

すると母が、ソファーと一緒に買うから$250でどう?

と聞いてきました。

うーん、そうねぇ。

綺麗な色柄のカバーの中の羽毛布団は日本製で上質だし、それと枕ふたつ全部で$50か…。

$50ならやめとこ。

お断りしても彼女はあきらめず、今現金で$250払えたら考えてくれる?お願い!それでいいでしょ!〇〇(娘さんの名前)ちょっと車に戻ってわたしのバッグ取ってきて!

そして、バッグからお財布を出して、お金を数え始め…。

…250どころか40もないですね、お母さん。

それでも彼女はひるまず、考えてみて!気がかわったらメッセージして、とあきらめません。ポジティブですね。

そしてはなしをソファーに戻し、これわたしのジープにのるかしら?

え? のるワケないじゃん!

わたしが言う前に、娘さんが答えてくれました。

彼女のジープは上等そうな大きなものだったけど、いくらなんでもソファーはムリです。

すると、え~でも今日買わないとあなた他のひとに売っちゃうわよね~、と焦り始め、甥っ子がトラックを持ってるから聞いてみるわ!と目の前で電話をかけ始めます。

彼は明日2時ならいいとのこと。

どうしよう、あなた明日までとっておいてくれる?

お願い!絶対買うから!

プリーズ!

わたしは、トラックの手配もついてるし信用していいだろうと、支払いは明日の2時でいいですということにして、その日はそこでお別れしたのでした。(あまちゃんでした)

そして、翌日の日曜日。

ソファー搬出予定の1時間前にメッセージが届きました。

Hi good morning! I’m sorry but I’m not going to buy your sofa, I really really like it but it is not the right color I really want ivory I’m sorry.

え~っと、色はたしか、真っ白じゃなくてオフホワイトだからうちにぴったり?とか言ってなかったっけ?

買わない理由に鼻白んだものの、わたしは去る者は追わずなので、ここも即返答

Okay. Thank you for letting me know. Enjoy the rest of the weekend!

すかさず頭を切り替え、ソファーを見たいと言っていた他の人たちにメッセージを送りました。

椅子
即売した椅子
Credit: Yuki Kai

ちなみに、その日はがっかりすることばかりではありませんでした。

その日の朝、椅子を見たいというメッセージが来ていたので、ソファー搬出時間の前にアポイントメントをセットしていたのです。

ダイニングチェアをオンラインで買ったけど、大きくてテーブルにおさまらないので替わりを探しているということで、マイメジャーテープ持参です。

寸法を測った結果大丈夫そうということで、6脚即決で買ってくれて、彼女の愛車 VolvoのSUV(荷物スペースが大きくて感心!)に積んで持っていってくれました。

実はこの椅子、新品ではないし、2脚は少しシミもありましたが、購入時の値段より高く売れたんです。

デザインが独特で、今オンラインで買える同じタイプの椅子は高いものばかりなので、中古だけど強気の値付けにしていました。

絶対売れる自信があったのですが、大正解でした。

すっぽかしたうえ値下げ要求

Photo by Sven Scheuermeier on Unsplash

さて、上記2件、ドタキャンとはいえ、一応連絡をくれているので、まだマシだったと後日知ることになるのです…。

火曜日の夜、39インチの東芝のテレビ($99)の広告にメッセージをくれた男性が、質問のやりとりの後、買いますということになり商談成立!

翌日の4時以降ならいつでも取りに行けるということなので、4時半の約束にしました。

そして、翌日4時半。

来ません。

4時45分。

来ません。

この時点でテレビを取りにくるのか質問メッセージを送ると、渋滞にはまっていて、あと30分くらいかかるといいます。(ツーソンの4時台は渋滞しがち)

あ、ちゃんと来てるんだ、とひとまず安心。(甘い、めちゃめちゃ甘い)

そして5時15分ころ、もう一度メッセージが来て、まだ渋滞でもう少しかかると。

わたしは倉庫で作業しながら待っていたのですが、作業も全部終わり、6時になって突然悟りました。(今これを読んでいるあなたはとっくに気づいていますね?)

来る気ないけど、来てるってウソついてるだけで、彼は来ない、と。(気づくの遅っ)

人気のないしーんとした倉庫にむなしさが漂った瞬間です。

なので、彼にメッセージを送りました。

4時半から6時まで待ったけどあなたは来なかったので、このテレビの広告は売約済みから販売可能に切り替えます。

本当は、こちらに向かっているフリをしてよくもわたしの時間を無駄にしたわね!!!と怒っていましたよ。

だって、待ってた1時間半だけじゃなくて、渋滞の中往復した時間を入れると約3時間です!

その後、渋滞のハイウエイを通って家に帰ってきた後に返事がきました。

注:テレビの値段は99ドル

Im sorry its cuzz im short i have 80 had to use a few buks but im ready to pick up tonight if u want idk sorry
(すみません、お金足りなくて、80ドルならあるし、何ドルか使ったけど、もしよかったら今夜(テレビを)ピックアップするけど)

If 80 is fine ill go now
(もし80ドルでいいなら今から行くし)

……

吠えていいですか?

すっぽかした上に値切るな~!

すっごい不思議なんですけど、こういうことがまかり通る文化なのでしょうか!!!

もうワケわかりません。

おわりに

ひまわり コーヒーテーブル 写真 家具

フェイスブック マーケットプレイス 最初の1週間、いかがでしたか?

日曜日にすんなり一番高いものが売れたので、持ちこたえられましたが、もし何もさっぱり売れずいつもドタキャンとかだと精神的に厳しそうですね…。

今日もひとつ大きなものが売れたのですが、そのデータから言えることは、ちゃんと買う気があって時間を守りささっと決めてくれる人は、きちんと広告を全部読んでいるし、メッセージのやり取りの文面も知的です。

あなたがドタキャンとかはムリなら、オンラインで完結してドタキャンやすっぽかしなどがないebayなどの売買ツールを使うほうがストレス少ないかもしれませんね。

それと、もしツーソン北部で遠吠えが聞こえたら、それはコヨーテではなくわたしかもしれません。

今週のアイテム
椅子6脚

今週の売上
$600

今週の学び
ドタキャンとすっぽかしはフェイスブック マーケットプレイスのデフォルトと思え

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