ザルツブルクのランドマーク、ホーエンザルツブルク城
1077年にヘルフェンシュタイン・ザルツブルク大司教の命を受けて建設が始められた城塞は、その後数百年にわたって増改築を繰り返し強化されてきました。
夜の光に浮かび上がる姿も素敵でしたが、昼間の威風堂々とした姿もなかなか見ごたえある城塞です。
トリップアドバイザーの「死ぬまでに行きたい世界の名城25」にもランクインしています。
先に見たモーツァルトが住んだ家 (ザルツブルクでリケジョを喜ばせたものとは) からお城まで20分弱、歩いてみることにします。
街並みがとにかく可愛らしい?
モーツァルトの生家やホーエンザルツブルク城を含むこの付近一帯は、ザルツブルク市街の歴史地区として世界遺産に登録されていて、名所だらけです。
レジデンツ広場:
ザルツブルク大聖堂:
ホーエンザルツブルク城は険しい丘の上にあり、結構、いえ、かなり上ります。
前日の朝ドイツについて、夜カフェインのせい(?)で一睡もしなかった身にはかなりこたえます。
下の写真はまだ比較的緩やかな坂道ですが、先にはもっともっと傾斜の急なところがたくさんあります。
可愛い犬の写真を必要以上の枚数撮ったりしてさりげなく休憩してみます 笑。
上っていくほどに会話も少なくなり、酸欠になりそうなかんじで到着。
まるで初めてのトレイルにチャレンジしてぎりぎり登り切ったときのような達成感です 笑。
そして、上ったご褒美は、お城からのこの景色?
少し前に橋を渡ったザルツァッハ川や、登山の前に見た大聖堂も写真の中央右に見えます。
童話の挿絵に出てきそうなこんな塔も。
ホーエンザルツブルク城は、敵に占拠されたことも焼失の記録もほとんどないので、当時の装飾を見ることができるのは貴重です。
煌びやかな装飾の施された天井…この部屋では安眠はムリそうですね。
下りは上りよりラクかもと思っていましたが、坂の傾斜が急すぎるのと、おまけにヒールのあるブーツだったので、誰かが後ろからちょっとぶつかってきたら転がり落ちそうなかんじでした。
むしろ最後まで転がり切れればそっちのほうがラクかも~…なんてことを考えていたそのとき!!!
ケーブルカーがサクッと通りすぎていくではありませんか!!!
!!!
!!!
なので、ホーエンザルツブルク城への急な坂道で酸欠にならないコツは、ケーブルカーに乗る!です。
ヒールの高い靴など履いている日にはなおさらです。
今、ゆりやんレトリィバァさんがドラえもんの声で「なぁんだそんなことか」と突っ込んだ気がしましたが気のせいですよね?
ちなみにケーブルカー乗り場は丘のふもとの坂を少しのぼったところ、それもわたしが犬の写真を撮りながらズル休みしていたところの少し手前にあるそうです。
あ、可愛い犬~?と他人様のワンちゃんに注目して大事なものを見逃したのですね 泣。
ケーブルカーはお城まで2分ほどで到着して、おまけに素晴らしい絶景なのだそうです 泣。
……とはいえ、今となっては自分の足でお城までのぼったことはとても良い思い出で気に入っています?
それに、思いがけず登山活動に励んでしまいすっかりお腹がすいたので、このあとで頂いたランチとビールがそれは素晴らしく美味しかったのです?
というわけで、次回はザルツブルクで食べる その2 です。
お楽しみに。