ツーソンをはじめアリゾナのレストランでの食べ歩き情報をお伝えしている Tucson Tuesday。
食べ歩き情報は、いつも食べ物のことばかり考えているわたしが、友人からおすすめを聞かれたときに教えてあげるお店を、お店の承諾なく勝手にとりあげています。
今日はツーソンからちょっとおでかけ、フェニックス美術館前にあるイタリアンレストラン Forno 301 をご紹介します。
[toc]
美人の友人が教えてくれた美味しいお店
Forno 301を教えてくれたのは美味しいお店に詳しく、おまけに美人な友人です。
今年3月、アリゾナオペラの「セビリアの理髪師 The Barber of Seville」を見る前に、ここで彼女と待ち合わせてランチを食べたのですが、料理が美味しいのとシンフォニーホールまで車で10分かからないという便利さですっかり気に入り、その後リピートしています。
Forno 301は、2017年9月に現在の美術館前の Muse ビルディングに移転オープンしています。店内は意外と広く、バーカウンターや、グループでパーティーができるプライベートルームもあり、夜は外のパティオ席も人気のようです。
では早速これまでに Forno 301 で食べてみた料理をご紹介しますね。
本格窯焼きピザ
これは 301 というモッツァレラ、トマトソース、ソーセージ、マッシュルーム、そして玉ねぎを使ったピザ。さすがお店の名前がついているだけあって美味しいです。ピザの具に野菜も肉もほしい人におすすめ。
ピザ生地とトマトソースが美味しかったので、きっとマルガリータもイケるんだろうな~?
お店のウエブサイトにピザメニューが載っていませんので、yelp のメニューを見てみました。この中で次に行ったら食べてみたいのはこのふたつ。
- Acciughe(モッツァレラ、トマトソース、アンチョビ、カラマタオリーブ)
- 4 Stagioni(モッツァレラ、トマトソース、プロシュット・コット、アーティチョーク、マッシュルーム、カラマタオリーブ)
あぁ美味しそう?
ちなみにメニューにはプロシュット・クルード(prosciutto crudo)とプロシュット・コット(prosciutto cotto)の2種類のプロシュットがのっています。
このふたつの違いは、プロシュット・クルードが加熱していないプロシュット、プロシュット・コットは加熱したプロシュットです。
エッグプラント・パルメジャーノ
わたしはエッグプラント・パルメジャーノがあると頼まずにはいられないのですが、Forno 301 のエッグプラント・パルメジャーノは正当派、ソースとなすとパルメジャーノがちょうどいいバランスでとろけます。
アペタイザーメニューですが、パンとグリーンがついてくるのでこれをひとりで頼んでランチというのもアリだと思います。
このほかには、カプレーゼサラダや生プロシュットのブルスケッタ、ミートボールなど。
その中でもわたしが次に食べてみたいのは Woodfired Cauliflower。ベシャメルソースとボロネーゼソースということなので、ローストされたカリフラワーのラザニアっぽい料理??? そそられます?
人気のパスタ
パスタは5種類あります。
- Ravioli ラビオリ(セージバターソース)
- Gnocchi ニョッキ(ペストソース)
- Cavatelli カヴァテッリ(ボロネーゼソース)
- Fettuccine フェトチーネ(カルボナーラ)
- Pasta of the Day その日のスペシャル
友人(Forno 301 を教えてくれた女性とは別人)はフェトチーネのカルボナーラ、わたしはその日のスペシャルのチョッピ―ノを頼みました。
チョッピーノは一見本格イタリア料理に見えるサンフランシスコ料理ですが、最近ではアリゾナのレストランのメニューでもよく見かけるようになりました。アメリカンイタリア料理というくくりですね。
Forno 301 のチョッピ―ノは、ムール貝、エビ、帆立、あさりっぽい貝をトマトベースのあっさりしたスープに仕立ててあります。リングイネを投入してあって、食べ終わりにはおなかいっぱいでした。濃い味付けでどろっとしたスープになりがちなチョッピ―ノをさっぱりしたスープに仕上げてあるので感心!もちろん完食です。
カルボナーラは、アメリカでよくありがちなどろどろヘビーなソースではなく軽い食感で、美味しいベーコンが惜しげもなく投入されています。人気メニューのようで、あちこちのテーブルで見かけました。
ローマの濃厚な味ではなく、アメリカのお洒落なフーディー向けのライトな仕上がり。軽いソースとベーコンのバランスが見事です。
あぁ幸せなテーブル?
ヨーロッパ時代の長い友人はワインとクリスタルに詳しいので、わたしのプロセッコを見て「そのグラスはプロセッコ用じゃないわね!」と指摘していました(笑)。わたしはまったく気になりませんでしたけど。
でも、そんなディテールがとても気になるタイプの人には、どうなんでしょうね?念のためお伝えしておきますね。
コーヒーが美味しい
食後に飲んだアメリカーノが美味しかったので、きっとエスプレッソも美味しいんじゃないかと思います。友人のカプチーノも美味しかった様子。ちなみに Danesi はローマのご当地コーヒーブランドですね。
そして、Forno 301 はデザートが美味しいという評判です。なのになのに!わたしはいまだに食べていません。じれったいです。
Forno 301 場所とレビュー
1616 N Central Ave, suite 104, Phoenix, Arizona 85004
(480)787-5654
駐車場は Muse Apartments のガレージを無料で利用できます。
ここのガレージは出入口に車で近づくとシャッターが自動で上がります。帰りのほうが反応が遅くて、本当に開くのかちょっとドキドキしました。
Resident の赤いサインがあるスポットはアパートの入居者専用なので、何も書いていないスポットに駐車してくださいね。
ちなみにこのアパート、綺麗でおしゃれ。Forno 301 やほかのカフェも入っているし、なにしろ美術館が目の前です。シンフォニーホールにも車で10分以内、Valley Metro Rail(ストリートカー?トラム?フェニックスにお住まいの方は何と呼んでますか?)の駅もすぐ。夜の治安はわかりませんが、昼間見たかんじはいいな?と思いました。
友人はときどき美術館のボランティアをしているので、使い慣れた美術館の駐車場にとめていました。「こっちのほうが広くて車をとめやすいし、とめる場所もたくさんあるからユキもこっちにしたら」とお誘いテキストが届いたくらいです。
おわりに
Forno 301 いかがでしたか?
わたしはまだランチの時間にしか行ったことがないのですが、レビューの写真を見ていると夜もかんじが良さそうですね。今度は夜(そしてデザート)?と次の機会を虎視眈々と(笑)狙っているところです。
それに、美術館のすぐ前なので、セットでお出かけするのもいいですね。
フェニックス美術館、ファッション系の展示にも力を入れているところがわたしは気に入っています。
日本人のアーティストもよくとりあげられていて、現在は草間 彌生展が開催中です(2019年6月まで)。去年は尊敬する日本人写真家・三好耕三さんの展示とトークイベントも開かれていました。トークイベントは質問が飛び交い盛況でしたよ。
では、来週の Tucson Tuesday でお会いしましょう?